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Rによる計算機統計学(Maria L. Rizzo + 石井一夫・村田真樹) 2015.11.10

Rによる計算機統計学

すうがくぶんか瀬下です。最近、この本を読みました。この本は著者Maria. L. Rizzoの「Statistical Computing with R」の初版邦訳本です(最近2版が出た模様)。こちらのページにはRコードや訂正などあります(英語)。

計算機統計学という名前ですが、コンピュータによるシミュレーションが必要となるあらゆる分野の人にオススメできる本です。

 

中級者向けのR本

統計、データ分析をやろうとする人なら、一度は聞いたことがあるであろう、R言語。これから何かしらのデータ分析に関わるであろう人には、必須の知識でしょう。弊社の統計学入門講座でも、R言語を使って様々な分析を実行してもらうことで、統計学への理解を深めてもらっています。

さてこの本ですが、題の通り統計学、Rの中級者が、さらなるステップアップを求めて読むのに、非常に適した本だと思います。Rの初心者向けの本は数あれど、中級者向けとなると数が大分絞られてきます。弊社の講座でいうなら「続・初級統計学」終えた方などが、次を求めて読むのに適しているのではないでしょうか(難しいところは適宜飛ばしながら・・・)。特に、講義でも少しだけ紹介している、モンテカルロ法に興味がある人はオススメです。

数学的にもしっかり

この本が良いと思う点は、Rのコマンドのみを記述しているだけではなく、しっかり理論的な説明もついているところです。そしてそれが簡潔で非常に理解しやすい。

最近、この本の5章にある分散減少法について講義をする機会があったのですが、その際にもこの本の説明が役立ちました。よく分からない理論であっても、Rを実際に走らせてしまえば、なんとなく理論の方まで理解できた気になりますからね。

こういった中級レベルの統計学を扱った本がもっと増えると、基礎を学んだ人たちも興味を持続して、学習を継続できるように思います。

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