宇宙と宇宙をつなぐ数学

この講義では、2012年に京都大学数理解析研究所の望月新一教授によって発表された宇宙際タイヒミューラー理論について解説します。この宇宙祭タイヒミューラー理論はABC予想という整数論の問題を解決するための理論ですが、「宇宙と宇宙をつなぐ」とても壮大な理論です。

今回の講座では、「数体のカタチ」のタイヒミューラー変形というアプローチから、宇宙際タイヒミューラー理論について説明します。

また、加藤先生のお話を十分に理解するための予習回として、すうがくぶんかの講師が楕円関数や複素数体上の楕円曲線について解説します。