現代数学レクチャーシリーズPART2-2 “関数”の“関数”の極値問題 — 変分法の発展 —
2022年10月開講分、お申込受付中です。こちらからお申込みいただけます。
講演内容
高校数学で学ぶ実数を引数とする関数の極値問題を一般化し,関数や曲面といった無限次元空間の元を引数とする関数の極値問題を変分問題といいます.
本スポット講義では,オイラー・ラグランジュ方程式,ディリクレの原理,ヒルベルトの第19問題をキーワードに,数多の数学者により発展してきた偏微分方程式と変分法の魅力的な世界へと誘います.
先日開催しました現代数学レクチャーシリーズPART1での小野寺先生のご講演「“関数”の“関数”の極値問題」は、こちらよりご覧いただけます。本講座への導入としてぜひご視聴ください。
予習回について
小野寺先生のお話を十分に理解するための予習回として、すうがくぶんかの講師(梅崎直也)が予備知識について解説いたします。予習回で扱う内容は以下の通りです。
解析学の基礎となる、完備性やコンパクト性について扱います。特にボルツァーノワイエルシュトラウスの定理について解説します。
またルベーグ積分について概観し、バナッハ空間の定義や、L^p空間、ソボレフ空間といった関数空間について基本的な性質をお話しします。
講座詳細
名称 | 現代数学レクチャーシリーズPART2-2 “関数”の“関数”の極値問題 — 変分法の発展 — |
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講師 | 講師 小野寺有紹(東京工業大学理学院数学系准教授) (予習回は梅崎直也(すうがくぶんか講師)) |
日程 | 小野寺先生の本講義:10月23日(日) 10:00-16:00 すうがくぶんか講師による予習回:10月9日(日) 10:00-16:00 |
場所 | |
受講料 | 予習回から参加:税込25,000円(小野寺先生の本講義のみ:税込15,000円、予習回のみ:税込10,000円) クレジットカード支払いはこちらのページから。 |
持ち物 | 筆記用具 |
その他 | ・各講座は録画し、出欠に関わらず原則講義より2日以内に共有いたしますので、後日録画にてご受講いただくことも可能です。講座終了より2年間は視聴が可能で、復習にもご活用いただけます。 |
お申込み
※お手数ですが、件名に『PART2-2 “関数”の“関数”の極値問題 — 変分法の発展 —』を選択のうえ送信をお願いします。
現代数学レクチャーシリーズについて
社会人のための数学教室「すうがくぶんか」は東京工業大学理学院にご協力いただき、社会で活躍する様々な方が現代数学に触れることのできる機会を設けることにしました。
その一環として、現代数学レクチャーシリーズと題し、数学者として活躍されている先生方の研究内容をできるだけそれに近い形で学んでいく講座を開講します。
すうがくぶんかについて
社会人のための数学教室すうがくぶんかでは、「もっと社会に数学を」を理念に学校を卒業した後も本格的な数学や統計学を学ぶ様々な機会を提供しています。本講座以外の講座につきましては開講講座一覧をぜひごらんください。