現代数学レクチャーシリーズ第8回 宇宙際タイヒミューラー理論
2022年度3月開講講座の録画販売についてお申し込み受付中です。
講演内容
下記第4回講座の内容についてより詳しく解説します。
“宇宙際タイヒミューラー理論はABC予想の解決のために2012年に京都大学数理解析研究所の望月新一教授によって発表された理論です。この理論のアウトラインを、以前、私は「たし算とかけ算の絡み合い」をいかにしてほどくかという見地から、MathPowerで説明したことがあります。今回はこれを「数体のカタチ」のタイヒミューラー変形というアプローチから説明しようと思います。”
第4回現代数学レクチャーシリーズで加藤先生によりご講演いただきました「宇宙際タイヒミューラー理論−数体のカタチ」の映像はこちらよりご覧いただけます。本講座への導入としてぜひご覧ください。
加藤先生には2017年のMathPowerでも 「ABC予想と新しい数学」 と題して宇宙際タイヒミューラー理論についてご講演いただきました。以下の動画をご覧ください。
予習回について
先生のお話を十分に理解するための予習回として、すうがくぶんかの講師が予備知識について解説いたします。 予習回では楕円関数や複素数体上の楕円曲線について解説します。特に、- 判別式\(\Delta\)やj不変量
- Weierstrass標準形とさまざまな不変量
- \(\mathbb{C}\)をlatticeで割ることによる楕円曲線の構成法
- \(\mathbb{C}^{\ast}\)を\(\langle q \rangle\)で割ることによる楕円曲線の構成法
名称 | 現代数学レクチャーシリーズ第8回 宇宙際タイヒミューラー理論 |
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講師 | 加藤 文元(東京工業大学理学院数学系教授) (予習回は梅崎 直也(すうがくぶんか)) |
日程 | 加藤先生による本講義:3月20日(日) 13:00-18:00 すうがくぶんか講師による予習回:3月13日(日) 13:00-18:00 |
場所 | 予習回、本講義共にzoomを用いたオンライン講座として開講いたします。 |
受講料 | 予習回から参加25,000円(本講座のみ15,000円、予習回のみ10,000円) クレジットカード支払いはこちらのページから。 |
持ち物 | 筆記用具 |
その他 | ・授業は録画されます。授業終了から2年間オンラインにて見放題となります(ダウンロード不可)。・動画視聴のみの受講も可能です。アーカイブのご視聴をご希望の方はこちら。 |