ガロア理論を高校数学の知識から
この講座では、ガロア理論という目標を見据えながら、この群という数学的概念についての理解を深めていこうと思います。特に具体的な方程式とその解法の計算を通して、「方程式の解の対称性」というものが群を通してどのように記述されるかを見ていきます。さらに方程式に群を対応させるガロア対応、ガロアの基本定理と呼ばれる定理を具体的な方程式の計算を通して理解することを目標とします。
またガロア理論についての研究が進み、元々の代数方程式についての理論のみならず微分方程式や幾何学におけるある種の問題にも同様の理論が存在することが知られています。最終回ではそういった話の一部もご紹介したいと思います。
※2018年度に開講済みです。次回の開講は、詳細が決まり次第こちらのHPに情報を更新します。
ガロア理論とは、方程式の解が作る対称性に注目することでその方程式の性質を調べるものです。このような対称性を記述するものが「群」という数学的対象です。方程式に対してその群の性質を調べることで、5次以上の方程式の解の公式や作図可能性についての有名な事実を証明することができます。
現代から見たガロア理論の重要性として、対称性を記述するための数学的概念である群を発見したことにあります。群というのは、あみだくじや物の並べ替え、図形の回転や対称移動、方程式の解の対称性、行列、などといった数学や自然科学の様々な現象にあらわれるとても基本的な概念です。
この講座では、ガロア理論という目標を見据えながら、この群という数学的概念についての理解を深めていこうと思います。特に具体的な方程式とその解法の計算を通して、「方程式の解の対称性」というものが群を通してどのように記述されるかを見ていきます。さらに方程式に群を対応させるガロア対応、ガロアの基本定理と呼ばれる定理を具体的な方程式の計算を通して理解することを目標とします。
またガロア理論についての研究が進み、元々の代数方程式についての理論のみならず微分方程式や幾何学におけるある種の問題にも同様の理論が存在することが知られています。最終回ではそういった話の一部もご紹介したいと思います。
教科書
前提となる知識
多項式の展開や因数分解、三角関数や行列の簡単な計算に慣れていると話が理解しやすいです。
講座名 |
高校数学から始めるガロア理論 |
担当講師 |
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開講スケジュール |
2019年3月2日・9日・16日・23日(土)10:00-12:00
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受講方法 |
HAPON新宿 8F会議室(武蔵ビル)
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教科書 |
すうがくぶんかのオリジナルテキスト
※ テキスト代は受講料に含まれています。
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受講料 |
税込19,500円/全4回
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準備物 |
筆記用具
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アーカイブ(講義の録画)の販売について
本講座は2019年度に開講済みで、アーカイブの準備はありません。
今後の開講は、詳細が決まり次第こちらのHPに情報をアップします!