目に見えない高次元の空間の形を調べる
この講座では、高次元の空間もそれを外から眺めることなく定義するという方法について説明することを目標とします。またそのような高次元の空間の例として、グラスマン多様体というものを紹介します。これらを通して、目に見えない高次元の空間の形や曲がり具合をどのように調べるか、その一端を紹介してみたいと思います。
※2019年度に開講済みです。次回の開講は、詳細が決まり次第HPに情報を更新します。
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この講座では、高次元の空間もそれを外から眺めることなく定義するという方法について説明することを目標とします。またそのような高次元の空間の例として、グラスマン多様体というものを紹介します。これらを通して、目に見えない高次元の空間の形や曲がり具合をどのように調べるか、その一端を紹介してみたいと思います。
※2019年度に開講済みです。次回の開講は、詳細が決まり次第HPに情報を更新します。
多様体というのは、高次元の空間を扱うための数学的な枠組みの一つです。この講座では多様体について、イメージの掴みやすい曲面の例から始めてその定義や調べ方についてごく初歩的な部分を紹介したいと思います。
通常高校までに扱う図形、あるいは幾何学的対象というのは平面内における直線や三角形、円であったり、空間内における多面体や球面など、あらかじめ用意された入れ物としての空間の中に図形が置かれているという状況を考えます。この講座でも平面や空間内に置かれた曲線や曲面についてその座標変換の様子であったり、曲がり具合をどのように測るかといった話から始めていきます。
曲面の曲がり方を測る量としてガウス曲率というものがあります。実はこのガウス曲率というものは、曲面がどのように三次元空間内に置かれているかということではなく曲面自身の持つ性質として定まっているということがわかります。別の言い方をすると、曲面を外から眺めることなくその曲がり方を定め、測ることができるということです。この事実はガウスの驚異の定理などと呼ばれています。
このような観察を通して、図形や空間というべきものを外側から眺めることなしに定義することができるという理解に至りました。この講座では、高次元の空間もそれを外から眺めることなく定義するという方法について説明することを目標とします。またそのような高次元の空間の例として、グラスマン多様体というものを紹介します。これらを通して、目に見えない高次元の空間の形や曲がり具合をどのように調べるか、その一端を紹介してみたいと思います。
すうがくぶんかのオリジナルテキスト
・曲面についての計算についてイメージを掴み、高次元の空間を理解する手がかりを得る。
・偏微分や重積分などの多変数の微積分の基本的な操作について。また簡単な行列の計算などの線形代数について。
講座名 | 多様体入門 |
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担当講師 | |
開講スケジュール |
2019年9月1日(日) 10:00-17:00 |
受講方法 |
日本大学法学部2号館242講堂(神田三崎町キャンパス マップ) |
教科書 | すうがくぶんかのオリジナルテキスト |
受講料 | 無料 |
準備物 | 筆記用具 |
アーカイブ(講義の録画)の販売について
本講座は2019年度に開講済みで、アーカイブの準備はありません。
今後の開講は、詳細が決まり次第HPに情報をアップします。
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