ミクロの世界の物理現象を線形代数で記述する

量子力学は、原子レベルの微視的な世界を記述するための分野です。Newtonの運動方程式に代表される古典力学の世界とは異なり、ミクロな世界の現象を定式化するためには一工夫が必要です。実はここでも、行列やベクトルといった線形代数の知識が活躍します。
線形写像の行列表示、固有値問題、対角化、テンソル積、traceやdeterminantなど、初等的な線形代数で学ぶことのほぼ全てが量子力学でも登場します。これらの必要な数学の知識も適宜補足・復習しながら、量子力学の基本を学びます。

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